・配達追跡 – Android app on AppBrain
お問い合わせ伝票番号を入力するだけで、配達状況を確認できます。・宅配便の配達状況 API
以下の方法で URL にアクセスすると、各社の配達状況ページにジャンプします。
以前開発した、「宅配便の配達状況 API」を使ったサービスで、Android アプリ「配達追跡」がリリースされました。無料アプリです。
アプリを作ったのは、私ではなく、IDEATEC TEAM という中国の企業です。
API やライブラリなど、再利用が容易な状態で公開しておくと、何もしなくても便利なツールがどんどん開発されていくので、効率的ですし面白いですね。
なぜ、中国企業がわざわざ日本の宅配業者のサービスを日本語で作るんだ?しかも、無料で開発して無料で公開して何の利益があるんだ、という点に疑問を感じるかもしれませんが、これは単純に、Android アプリの開発実績を作る事によって、のちのち、日本の Android アプリの受託開発ができるなどといったメリットがあるからだと思います。
「宅配便の配達状況」だと、ダウンロード数もたくさん見込めますし、費用 (開発時間) 対効果は他のアプリと比較しても大きいでしょう。
中国産ガジェットの類は、サンシャイン牧場とかも同じだと思うんですが、アイコンやボタン、フォント、レイアウトなど、デザイン周りのクオリティがもう少し高くなれば、日本産のガジェットと本当に見分けがつかなくなると思います。文化的背景などもあると思いますが、中国人と一緒に仕事をしたり、話したりした感じでは、中国ではデザインができる人材があまり多くいない感じです。
逆に言えば、今後中国で、デザインに長けた人材がたくさん輩出できるようになれば、日本の IT 業界、Web 業界も本格的にヤバいんじゃないか、ということですね。
ちなみに、フィンランドでは特にデザイナーとかでない一般人でも、デザイン力のレベルが高いというか、誰でも普通にデザインが得意な感じです。例えば、企業のロゴや広告のポスター、名刺や封筒など印刷物や、学生が作ったプレゼンのスライド、イベントの Web サイトなどです。
しかし、まあ、日常的にアールトの建築やイッタラの食器、ボルボの自動車などを目にしていて、デザインが良くない物 (例: 日本車) は生理的に嫌うそうなので、当たり前といえば当たり前かもしれませんが。