上海 & 蘇州に旅行に行ってきた
少し前ですが、3/7~3/9 の3日間、JAL のマイルが貯っていたので、20,000 マイル分、航空券に交換して上海へ旅行してきました。
本当は、誰かを誘って行くつもりだったのですが、さすがにこの時期、就活の真っ最中にふらふら海外に旅行に行こうなんて考える人はいる訳もなく、仕方なくひとりで行ってきました。余談ですが、私も就職活動中です。
3月7日 東京→関西→上海
成田は遠すぎるので、羽田発。でも、羽田-上海便は、国際線空港の浦東国際空港 (日本でいう成田) ではなく、国内線空港の虹橋空港 (日本でいう羽田) に到着します。これだと、浦東-上海の時速 430km のリニアモーターカーに乗ることができません。
それで、羽田-関空・関空-浦東という変なフライトで行きました。
関西国際空港で乗り継ぎ待ち。機材は往復4便全部、ボーイング 737-800。山口から東京へ出張する際によくお世話になった、大きなウイングレット付きの飛行機。
浦東国際空港なう。ATM を探すのに苦労した。
リニアの駅では、5月から開催される上海万博のマスコットキャラクターが出迎えてくれます。
リニアモーターカーで上海市街へ。走行速度を露骨に表示しているあたりが競争社会の上海らしい。振動ひどい。
リニアの終点、龙阳路駅近くの中華ファーストフード屋さん。メニューが読めないので、適当に指さしながら、「No. 3」 などと注文したら、ちゃんと出てきて、無事に昼食を食べることができた。茶碗蒸しは好きだけど、こんなサイズで出されるとさすがに飽きる。
世紀広場。
上海の高層ビル群。
上海環球金融中心の最上階展望台から。
下に見えるの赤や青の屋根の建物は、地方からの出稼ぎ労働者のアパートだろうか。
空気が悪くて、すぐ近くが霞んで見える。上海環球金融中心から金茂タワーや東方明珠塔を見下ろすことができる。すごく変な感覚。
地下鉄の切符を買おうとしたら、6台中3台が Out of service で、残り3台は画面すら表示されていない。
マクドナルドなう。ファーストフードは、中国語のメニューが読めなくても、番号だけで注文出来るので、素晴らしい。
折角なので、中国にしかないオリジナルメニューを注文した。鶏もも肉グリル焼きサンドイッチ。
上海東路。上海の異常なエネルギーを目のあたりにしながら、日本、アジアの関係がこれからどうなり、その中で日本人である自分は今、何をすべきなのか考えていた。
3月8日 上海→蘇州→上海
世界遺産、蘇州へ行ってみた。
新幹線の切符は自動販売機じゃないので、口頭で行き先を告げて切符を買わないといけない。
中国語はしゃべれないので、「苏州 动车组 1张」と書いた紙を見せたら、売ってもらえた。切符とお釣りはカウンターの穴の中に投げて渡された。
中国では、自動販売機だとすぐ壊れるし、日本と違って駅員を雇っても人件費がそれほどかからないので、基本的に対面販売。
中国の自動販売機がよく壊れるのは、汚いお札を新札に交換しないから機械の内部でお札が詰まって、お金が飲み込まれてしまうのが根本的な原因だと思う。
時間になったら、放送で呼ばれるので、ホームに行く。
1等車に乗ったら、隣の席の日本人が、中国の携帯と日本の携帯を使い分けながら、中国語で情報を聞き、日本語で日本に情報提供し、日方からの指示を中国語で中国人スタッフに伝える、というプロセスを永久に繰り返していた。リアル島耕作。
パクってないって言ってるみたいだけど、どうみても東北新幹線の E2 系ですね。
蘇州のバス。エアコンなし。運賃は、どこまで乗っても1元。約13円。エアコン付きバスはだいたい2元。
エアコン付きバスは、行先表示に「空調」とか「*」印がついてるけど、慣れれば天井にファンが有るか無いかですぐ区別できる。
蘇州市街地のメインストリート。
適当に入った中華食堂で食べたお料理。
適当に入った中華食堂は、「好人」という名前のお店。
歩いて拙政園へ。
ガイドのおばさんが、「ガイドするから、私英語しゃべれるし、100元 (約1,300円) でどう?」などと英語で迫ってきたので「いやいいです」と繰り返していたら、頼んでもないのに 60元 (約780円) までまけてくれたので、お願いしてみた。
昔の人は、ここで毎日麻雀に明け暮れていたらしい。たしかにテーブルのサイズがそれっぽい。
橋がジグザグなのは、昔の人が、お化けを通さないようにと一生懸命考えてこの形にしたから、だって。たしか、マリオカートのお化け屋敷のモデルになった橋だったと思う。
運河に掛かっている橋を渡って、拙政園から獅子林へ。
窓が円形なのは、中から外を見たとき、それが絵のように見えるから丸くした、らしい。
拙政園は建物や庭が有名。獅子林はライオンのような形の石がたくさんあるのが、見物。
これはワニかな。
このガラスは、中国の絹をドイツに売って、代わりにドイツからもらったガラスらしい。
橋の手すりの部分の鉄も、絹を日本に売って代わりにもらったんだって。リベット加工が当時の日本でしかできなかったからだそう。
そういえば、お土産屋で、ガイドのおばさんが絹の扇子やジャスミン茶などを買うよう熱心に勧めてた。もしかしてガイドのおばさんはそのアフィリエイトで儲けてるのかもしれない。買わなかったけど。
帰りも新幹線。行きと同様に、時間になるまでラウンジで待つ。ラウンジというかただの待合室で、暖房とか入っていなくて死にそうだった。
3月7日 上海→関西→東京
最終日。ホテルから空港へ。
ホテルの近くで、蛙屋さんを見つけた。もちろん食べる方の。
出発まで時間があったので、空港のレストランでマーボー豆腐を食べるなど。
まとめ
本当に空気が悪くて、50m 先の建物でさえ霞んで見えるし、街中を歩いているだけで靴の裏が白くなりました。
東方明珠塔の周りは、新宿とか比べ物にならないような高層ビルだらけの国際都市で、普通に英語が通じます。でも、少し郊外へいくと、路上で物乞いしてる人がいたり、日常的にはありえないレベルの悪臭が漂っていたりで、このギャップがすさまじいです。
中国では、日本でいう高度成長期と21世紀とが混在しているように見え、色々な意味で上海の人からはエネルギーを感じました。日本人は怠けていないでもっと競争力をつけていかないといけないですね。
次に何か機会があれば、インドや中国の田舎の方に行ってみたいです。