Monthly Archive: 3月 2012

Salesforce.com を操作する R パッケージを作った

RForcecom
RForcecom は Force.com とSalesforce.com へのアクセスを提供する R パッケージです。

CRAN – Package RForcecom
RForcecom provides the connection to Force.com (Salesforce.com) from R.

統計分析環境 R で Salesforce.com と Force.com のデータを操作する R パッケージ、RForcecomを作りました。
既に CRAN レポジトリに掲載されているので、install.package でインストールできます。
ちなみに、Java, PHP, Ruby, node.js, Python, Flex などのプラットフォームは既にインテグレーション (Salesforce.com の API を使用したプラットフォーム接続機能) を持っていて、おそらく R (RForcecom) が 14 個目のインテグレーションになるようです。
具体的には、以下のようなことができます。
・レコードの作成
・レコードの取得
・レコードの更新
・レコードの削除
・レコードのアップサート
・SOQL クエリの実行
・SOSL クエリの実行

動作イメージ

ss-rforcecom.png
Salesforce.com の「取引先」標準オブジェクトに対して、「取引先名」「業種」「電話」を R のデータフレームに格納したところ。

今後の予定

まだ未完成な点が多いですが、今後追加予定の機能は以下です。
-エラー処理全般
-Chatter
-Bulk API
-Apex Web サービス
-Metadata API
-主従関係項目

詳細はこちらから

RForcecom
CRAN – Package RForcecom
これで、CRM (顧客管理システム) のようなエンタープライズシステムも R でらくらく統計分析できる時代になりましたね。