Monthly Archive: 4月 2011

サンフランシスコに語学留学に来ている

実は先月 3 月 26 日から語学留学のため、3 週間サンフランシスコに滞在しています。
なぜ留学したか、またどのように留学したかについて、これから語学留学を考えている人への参考になればと思い、近況報告を兼ねて書いてみました。
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卒業&就職

今年 3 月に無事に大学院の修了が決まり、6 月から外資系のコンサルティングファームに就職することが決まりました。
内定先が外資系ということもあって英語でのコミュニケーション能力は必須ですし、なにより大学院の 2 年間で英語での会話がまともにできないのがコンプレックスだったので、なんとかしないといけない状態でした。
今回、修論発表から 2 ヶ月間以上自由な時間があることもあり、せっかくの機会なので、3 月 26 日から 3 週間、サンフランシスコの語学学校に留学しています。
本当は、もう少し長く留学するか、アメリカとイギリスの 2 回に分けて留学できたらいいと思ってたのですが、東京で非常勤の仕事を 2 つ抱えているので長期で休むことができず、仕方なく 3 週間だけです。
場所は英語が公用語の国ならどこでも良かったのですが、ニューヨークは以前行ったことがあるし、できればイギリス英語よりアメリカ英語を学びたい、そして寒いところは嫌だ、というわけでサンフランシスコにしました。

学校選び

そういうわけで、留学エージェント会社 3 社に相談してみたところ、サンフランシスコの市街地にある St.Giles という私立の語学学校を勧められ、コースが多く、入学日を毎週選べることから、この学校に決めました。
週あたりの時間数は、短期間で英語力を身に着けたいこともあり、一番多い週 28 時間 (月-木 午前 4 時間+午後 2 時間、金曜日 午前 4 時間のみ) のコースを選びました。
一番心配していた問題は費用ですが、想像していたより安かった感じです。
3 週間全体で、授業料が 1200 ドル、学生寮が 600 ドルで、日本円でトータル 18 万円くらいでした。
航空券代は、大量に貯まっていた JAL のマイルをプレミアムエコノミー特典航空券に交換したので今回は無料です。
また、仲介手数料が無料のエージェント (グローバルパートナーズ留学サポートセンター) を選んだので格安で済みました。ビザ申請も、代行会社を使わずに自分で行ったので米国大使館へ払った手数料のみです。(申請自体は、書類を自分で用意してネットで英語の質問に答え、大使館で面接を受けるだけなので代行を依頼するほどでもない)
空港出迎えサービスも必要ないので申し込みませんでした。ただ、保険加入は義務でした。
また、ビザ申請に銀行の残高証明が必要 (3 週間の場合だとおよそ 100 万円以上) なので、この点は注意したほうがいいです。ちなみにこれは両親の口座でも OK だそうです。

実際に入学してみて

授業が毎朝 8:50 に始まるのが最初は苦痛でしたが、終わるのが 16:00 なので、実際にはかなり自由な時間があります。そもそも朝から終電近くまで働いているのは日本人だけなので、まあ当たり前なんですが。
生徒の国籍は、韓国人およそ 40%、スイス人 30%、スイス除くヨーロッパ等 20%、日本人 10% みたいな感じで、どのクラスでも韓国人がいる感じです。サンフランシスコの私立語学学校ではどの学校もだいたい同じような国籍構成だそうです。
年代は 20 代が大多数でおよそ 8 割強。30 代、40 代もいますが、そもそも人種が違うので外見では年齢がわかりません。大学や大学院を休学して来ている人、仕事を休んで来ている人、高校卒業後、兵役終了後に来ている人など、タイミングも様々です。

授業について

当然ですが、初日のプレースメントテストでレベル分けがあります。どこの学校でも、Beginner, Elementary, Pre-Intermediate, Intermediate, Upper-Intermediate, Advanced のように 5~6 レベルで構成されている事が多いようです。
私は、一時期 iKnow をやり過ぎていたせいで、語彙と発音の点数がありえないほど高すぎたため、プレースメントテストで高いレベルのクラスに入れられ、先生が話していることすらわからない状況で明らかに危険な思いをしたため、1 つ低いレベルのクラスに下げてもらいました。
授業は、日本の学校の授業と違ってディスカッションがかなり多いです。例えば、あるテーマについて話しあって意見を出すなど。 (例: 慈善事業の国際比較 / 今までで一番怖かった出来事について / それぞれの犯罪がどれくらい重い罪に値すると考えるか)
特に、日本人と韓国人は、Writing と Reading の能力が高すぎで、Speaking と Listening が弱すぎるのが特徴ですが、ヨーロッパ人は全くその逆です。このため、ディスカッションの授業では、最初はかなり戸惑いますが、1 週間も経てば慣れてきます。
もちろん、文法や発音の授業もありますが、明らかに中学校レベルなので、日本人と韓国人にはとても退屈な感じです。でもヨーロッパ人にとってはとても難しいようで、そもそも比較級も過去分詞形も全く知らないのにペラペラ英語を話すヨーロッパ人が怖いくらいです。
その他、教室内だけでなく、実際に公園で知らない人に話しかけるレッスンや美術館見学、ボーリングなど社会活動もあります。

というわけで

留学自体は想像していたより簡単ですし、手っ取り早く英語を上達させるには一番だと思います。英語でコミュニケーションを取らなければいけない友達が出来るのが何より素晴らしいと思います。とても良い経験ができるなので、迷っているならぜひ渡航したほうがいいです。
今週末に帰国するので、もし買ってきて欲しいものなどあれば早めに連絡ください。
その他、観光についての話や、英語勉強法の話は書くと長くなるので、別のエントリーで書きます。
写真を Facebook にアップしてますので、もしよかったらどうぞ。
http://www.facebook.com/media/set/fbx/?set=a.10150158389418563.302465.814048562&l=8436796fe9

留学ジャーナル2015年11月号
留学ジャーナル (2015-09-10)