小飼弾の「仕組み」進化論 を読んだ

久しぶりに良い本を読んだので、忘れないうちに紹介。たまには読書ログも書く。
404 Blog Not Found の dankogai 氏の書かれた本。

小飼弾の 「仕組み」進化論
小飼 弾
日本実業出版社
売り上げランキング: 20203

一言で言えば、「仕事の仕組みを改善して上を目指すための方法」といった内容。いくつか気になった点を書いてみる。

1. エンジニアの美徳 「怠慢」「短気」「傲慢」
どれもあまりいい表現ではないけど、面倒くさがり屋はエンジニアに向いていると思う。ただし、ただの面倒くさがり屋ではなく、頭を使って仕事量を減らそうとしている、賢い面倒くさがり屋。

僕が高校のときの担任が、数学の先生と、(理系クラスなのに) 日本史の先生だった。
そして数学の先生がとにかく面倒くさがり屋だった。でも、怠慢だとは全く感じなかったし、むしろ他の教員軍団より良い仕事をしていた。

例えば、
・宿題は問題集の番号を口頭で伝えるだけ (内容が同じならプリント作る意味は全くない)
・問題文は要点だけしか黒板に書かない (書く手間すら省略する)
・一番パソコンに詳しいのに試験問題が手書き (数式エディタを使う無駄な時間を問題作成にあてる)

印象的だったのが、テストの答案を出席番号順に並べるのがなんとマージソートだったこと (中央値が既知の場合はクイックソートより高速)。
という出来事を思い出した。理系に囲まれている今でも、賢い面倒くさがり屋はたくさんいるように思えます。

2. ボトルネックや分散システムの良い例え 「輪転機は毎時18万部、新聞配達は毎時100部」
例えば、「サーバの台数を10倍にしても、速度は10倍にならない」ことは良く知られているけど、それを新聞に例えるのは初めて見た。確かに、正しい。

この本では、「人を動かす人間 (経営者, マネージャーなど) と動かされる人間 (アルバイト, 工場労働者など)」を「テコと奴隷」などと表現していて、全体的に比喩がイケてる。(「奴隷」に差別的な意味があるわけでない)

3. ライブドア (オン・ザ・エッジ) の「日報制度」
日報制度って、dankogai 氏が始めたんだ...。日報制度とか 3 か月査定、社長賞などといったこの企業の制度は非常に理に適っているものが多いと思うけど、全てホリエモンが作った、というわけでもないんですね。

代々木の紀伊国屋でふと目にとまったので立ち読みしていたら、読みやすくすらすら読めるので、なんと読了してしまったので買わなかった。それくらい良い本。

初めてのRuby
初めてのRuby
posted with amazlet at 09.05.31
Yugui
オライリージャパン
売り上げランキング: 5605
おすすめ度の平均: 5.0
5 タイトルに難あり
5 よくまとめられています
5 要点がコンパクトにまとまっています。(中級者以上向け)

ついでに、最近、Ruby を使わないといけなくなった関係で、「初めての Ruby」を買った。こっちが本来の買い物。オマケでオライリーのノートをもらった。

20090601042444

ノベルティもらって浮かれている場合じゃない。

ギリシャ文字のチートシートを作った

greek.png

@July1st 氏が「Δ をさんかk(ry」と読み間違えた、とブログで拝見して「さすがにそりゃないわー」等と思っていたら、自分も κ を k と読んで非常に恥ずかしかったので、トイレや机などに貼るためのギリシャ文字一覧表を作っておいた。

A4 の半分のサイズで印刷したらちょうど良いかも。
英語表記も入れてあるので、Tex や プログラムの変数名も間違えずに書けますね。

Greek Letters Cheat Sheet (PDF)
念のためライセンスですが、Creative Commons - 表示 2.1 日本 としておきます。

電車の中にスーツケースを忘れた件について

連休ですが、JAL カードの特典航空券を使って、
・5/3: 周防大島でキャンプ
・5/4: 宇部 (古巣の研究室)
・5/5-7: 大分 (実家)
といったスケジュールで、山口と大分に滞在していました。

5/4 に、宇部から大分へ終電で移動する途中、終点の下関駅で電車の中にスーツケース (キャリーバッグ) を置き忘れました。降りてすぐに気づき、取りに戻ろうと電車に乗ろうとしたら、目の前でドアを閉められそのまま車庫へ発進しました

まあ、過失は自分にあるのですが、駅員に相談すると、

僕「いつ戻ってきますか?」
駅員「今日中は無理かもしれません」
僕「終電に間に合わないので、見つかったら着払で送ってください」
駅員「宅配とかそういうことはできないんです」
僕「取りに来いということですか?」
駅員「そうです」
僕「下関は通りがかっただけで、東京に住んでいるから取りに行くのは無理です」
駅員「決まりでそうなっているので、取りに来てもらうしか方法はありません」

といった流れで、どうしようもないので途方に暮れていると、観光案内所的な所が代わりに東京へ送ってもらえることになりました。ラッキーです。


以前にも、山口エリアの JR 西日本といえば、
電車から降りている途中にドアを閉められ肩を挟まれてケガした。
・そもそも、ドアを閉める時にベルや放送を一切しない
・キセルの高校生を見つけると運転手が降りてきて、腕を掴んだり大声で怒鳴り散らす
・だけど、年寄りがキップを買わずに乗り、料金箱に何も入れずに降りていく行為は見て見ぬふり。
電車が古すぎて雨漏りしていてもお構いなし。
・吉田キャンパス-常盤キャンパス間で電車と自転車でバトルすると、自転車で余裕で勝てる

などと、安全面、サービス面、利便性いずれにおいても、個人的にあまり好きでない企業だったのですが、改めて嫌いになりました。


スーツケースですが、JP エクスプレスの着払でちゃんと届きました。案内所の方ありがとうございます。次からは気を付けます。
suitcase.jpg

「JP エクスプレス」って何ぞや?と思って調べたら、いつの間にかペリカン便が日本郵便グループになってた、という訳で、宅配便の配達状況 API宅配便の配達状況 iGoogle ガジェット を JP エクスプレスに対応するよう改良しましたので、どうぞ使ってください。